興福寺中金堂再建記念
インド神話では大地を干上がらせる太陽神として、常にインドラ(帝釈天)と戦う悪の鬼神。
しかし、仏教においてはお釈迦様の教えに敬意を払い、自らの罪を懺悔して仏法を守護する善き神となった――阿修羅
本展は新進気鋭のイラストレーター・漫画家・アニメーターが描く、現代における新しい「阿修羅」の姿を展示する。
全287作品(デジタル246作品/アナログ41作品)のご応募をいただきました。
誠にありがとうございました。
様々な視点から「阿修羅」を見つめたイラスト、それぞれに想いが込められた力作揃いとなりました。
また、この度「奈良新聞社賞」を新設いたしました。
奈良新聞社賞作品も同様に、興福寺会館での展示・図録収録、内覧会へのご招待、ならびに3000円分のクオカード、奈良新聞出版「奈良」関連書籍を進呈いたします。
今回、現代「阿修羅」展イラストコンテストの結果としては次の通りとなります。(敬称略)
受賞コメント
この度は、グランプリをいただきまして誠にありがとうございます。小学生の頃に図録で写真を拝見し、その後修学旅行で実物にお会いして以来、心惹かれてやまない阿修羅像、そのコンテストで賞をいただけましたこと、本当に嬉しく思います。
もともと、奈良ののんびりとした空気が好きで何度も訪れているのですが、どうしても満開の桜山が観たくて、吉野山へ花見に出かけたことがありました。
神社の資料で歴史上の人々も同じ場所で花見をしていることを知りました。丁度桜は満開で、視界いっぱい桜色の、別世界のような光景でした。吉野駅に着いたのがロープウェーが動き出す前だったので、西行庵までの道を徒歩で登ったのですが、今よりずっと険しかっただろう山道を登って庵を作った西行や、義経、弁慶、秀吉、後醍醐天皇、そして名前の残らない沢山の人々を想像しながら歩きました。
イラストを制作するにあたって、この花見旅行の記憶を元に、今も昔も形を変えながら花見をする人々と、それを変わらず見守る阿修羅様をテーマとして描きました。
受賞コメント
この度は素敵な賞をいただき誠にありがとうございます。
私自身奈良出身の奈良好きとしてとてもうれしいです。
今回は「もしも、阿修羅像が自由に動けて、もしもイマドキ装備で奈良観光ができたら…」という「もしも」を想像し、ポップでカラフルでイマドキな感じの阿修羅を描きました。
受賞コメント
大好きな興福寺で大好きな阿修羅を描いた絵を展示させて頂けることを光栄に思います。
興福寺の阿修羅は仏教に帰依し悪鬼神としてではなく古代インドで戦闘神、音楽神、動物神、だった他の八部衆たちと正法を守る護法の善神になったお姿なのがとても大好きです。
興福寺から日本を見守りながら8尊が幸福な毎日を過ごしていて欲しい、この絵を見た人が幸せな気持ちになりますように、と祈りを込めて描きました。
受賞コメント
このたびは名誉ある賞に選んで頂き誠にありがとうございます。とても光栄に存じます。
鎧をまとった八部衆の中にあってただひとり肌をさらし、年若い姿で儚さすら思わせる興福寺の阿修羅像を拝見するといつも、「善神」「悪神」共に併せ持つという存在の矛盾や緊張感と美しさ、そしてとても人間らしい揺らめきを感じます。
今回阿修羅を描くにあたって、これまで阿修羅像に対して感じてきたこれらの感覚を真正面から表現したいと思い、あえて単純な構図と色使いで描きました。
受賞コメント
このたびは、CLIP STUDIO PAINT賞に選んでいただき、審査員の諸先生方に心より感謝申し上げます。
古代インドでは生命生起の善神とされた阿修羅。
その森羅万象を司るエネルギーとしてのイメージを表現しました。
今回の受賞を励みにして、これからも精進していきたいと思っています。
ありがとうございました。
受賞コメント
阿修羅の歴史を調べてみて、興福寺の阿修羅像は少年の様な見た目をしていたので、そこを崩さないように描きました。三面の表情の細かい変化にも気をつけました。
また、今回惜しくも入選には至りませんでしたが、最終候補として選出された作品をお知らせいたします。
「お母さん」そふら/「ウツセミノアスラ」tosiya/「Ash-ra」六槻ナノ/「Asuraの肖像」KameCome/「SUITED.」CAIMAN/「不滅の鬼神」竜胆/「青年A」515M/「静かなる鬼神」下口智弘/「鬼神の労働」雪之真
最終審査作品の皆様には18日内覧会のご招待券をお送りします。
(ご来場時に図録を一冊進呈いたします)
今回は以上の結果となりましたが、どの作品も素晴らしい「現代の阿修羅」そのものでした。
ぜひ「#現代阿修羅展」のタグにて皆様の作品をご投稿ください。この度は、ご応募いただき誠にありがとうございました。
あなたの考える『阿修羅』を自由に表現しよう!優秀作品には、豪華賞品など多数!
さらに…!!
コンテスト応募者の中から抽選で5名様を11月18日(日)開催の現代「阿修羅」展 内覧会にご招待!
同じく抽選で5名様にCLIP STUDIO PAINT PROをプレゼント!
※「コンテスト応募前提の方へCLIP STUDIO PAINT PROが3か月間使えるライセンスをプレゼント」のお申込みは終了いたしました。
ご応募いただきありがとうございました。受賞者には10月初旬頃、個別にご連絡いたします。
株式会社奈良新聞社(当社)は 現代「阿修羅」展イラストコンテストを開催します。応募作品は本コンテストの実施に必要な範囲内で使用します。応募者は、本規約に同意のうえ本コンテストに参加するものとします。
(1) 以下にあてはまる作品(ペンネームを含む)は、審査対象外とします。
また、提出後及び受賞後に提出作品が審査対象外となる事由が認められた場合、受賞を取り消します。
・当社、興福寺、その他第三者の所有権、著作権を含む知的財産権、名誉、信用、プライバシー等の権利を侵害するもの。
・わいせつ・残虐・差別に相当するもの、その他第三者に不快感を与えるもの。
・公序良俗に反するもの。
・他のコンテスト等に提出済みのもの、または他のコンテスト等で受賞したもの。
・必須記載事項に記載漏れもしくは誤りがあるもの。
・その他、当社が適切でないと判断したもの。
(2)応募作品の著作権は、応募者に帰属します。
(3)応募者は、応募作品を非営利目的でご使用いただくことができます。
(4)受賞者は当社に対して、著作者人格権を行使しないものとします。
(5)受賞作品およびペンネームはコンテスト公式サイト、Twitter、新聞・書籍等の媒体に掲載、またはイベントにて作品展示される場合があることを、あらかじめ承諾するものとします。なお、掲載内容は一部翻案・改変する場合があります。
(6)CLIP STUDIO PAINT賞受賞作品は株式会社セルシスの広報・プロモーション目的で利用することを承諾するものとします。
(7)作品制作・提出に際して生じた諸費用に関して一切負担しません。
(8)当社は、本コンテストへの提出に際していただいた全ての情報を、本コンテストに関わる連絡・賞品発送のためにのみ使用するものとします。応募者の個人情報をそれぞれの個人情報保護方針に基づき取り扱うものとします。
(9)受賞候補者には、選考および受賞手続きに関して10月初旬にご連絡いたします。ご連絡後の一定期間内にお返事をいただけなかった場合には、賞および賞品等の授与が行えないことがございますので予めご了承ください。
【免責事項】
応募者は、自己の責任において本コンテストに提出するものとします。本コンテストは事前に何ら通告なく休止又は中止する場合があります。当社は、本コンテストに参加したこと又は参加ができないことによって引き起こされた損害について、直接的又は間接的な損害を問わず一切責任を負わないものとします。本コンテストに参加したことにより発生した、応募者とその他の第三者との間で生じるいかなる紛争についても、当社は免責されるものとします。
以上